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モテる人の映画道「モテキ」

モテキは来るのか来ないのか。

モテキというマンガがある。格好悪いふられ方という第一話から始まるモテない男子がモテまくるというお話。

主人公は冴えない、とにかく冴えない。うだつが上がらない、ウジウジしている。

コーヒーで言うと、限りなくカフェオレのミルクが濃いやつだろう。

モテなかったことで女性に対しての耐性が無い。だが、彼はとてもブサイクというわけでもない、男らしいということでもない。

よくよく見たらイケメンなのではと錯覚するが、よくよく見ても普通の草食系男子という感じである。

彼の唯一と言っていい武器は、音楽に多少精通しているところだろうか。

そんな彼に人生一大のモテキが到来する。

映画版モテキは、音楽性マッチングの宝庫

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パフュームが歌って踊れば、大江千里の「格好悪いふられ方」も歌として出てくる。

一番印象的だったのは物語のラストで出てくる「物語はちと?不安定」 / N'夙川BOYSだろうか。

森山未來がヒロインであるハニーである長澤まさみをフェス会場から森の中へ連れ出す。

音楽のイントロと同様にギターで刻みよく小さな音で序盤のテンポを作っていく。

ハニーの長澤まさみは逃げていく、森山未來は追いかける、音楽は次第に熱を帯びていく。

音楽がヒートしたとき、長澤まさみと森山未來も最高潮に達する。

ところで、モテキってほんとに来るの?

 

モテキは恐らく、本人に来るのではない。

ある人物にモテの人生グラフがあったとして、人生山あり谷ありのようにモテキにも山と谷がある。

モテキの谷、絶不調ど真ん中の異性がいたとして、そこに優しく対応する。

するとその異性は好意を抱くようになるだろう。

そういったモテキ絶不調期の異性が本人の周りに集まったに過ぎない。

もしくはモテキを下げさせる性能を森山未來は持っているのかもしれない。

森山未來がモテキだったのではなく、周りの女性がモテキ絶不調期だったという帰結である。

じゃあ、やっぱりそれモテキじゃん。って思った方いたら教えてほしい。

こうして書いてる私も、あっ、それモテキじゃんって思った。

とりあえずマンガ読もう、そして映画も見よう

映画のラスト、エンドロールでは今夜がブギーバックが流れてくる。

ダンスフロアに華やかな光

僕をそっと包むようなハーモニー

ブギーバック・シェイクイットアップ 神様がくれた

甘い甘いミルク&ハニー

限りなくカフェオレからミルク味になった森山未來ととてつもなく甘い甘いハニーの長澤まさみに

今夜は酔いしれようじゃないのさ

 

 

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